セックスレス「妻が拒む」と「夫が拒む」は原因も解決方法もまったく違う


離婚業務を扱う私のもとには
セックスレスに関するお悩みも
数多く寄せられます。

当然といえば当然なのですが
離婚を考えるまでに
なってしまった関係ですから性生活唔協調
セックスレスという問題を
内包していることがほとんどです。

性生活唔協調

そして「性格の不一致」が
実は「性の不一致」で
それが離婚の一番の原因になっていることも
少なくありません。
 
もちろん、離婚をしたくなくて
ご相談にみえる方のお話も
お聞きします。


「妻が拒む」の場合の
妻からの意見としては
「子どもが気になってその気になれない」
「疲れているから」
「睡眠不足だから」
「性欲がないから」
「そういうことが好きではないから」
・・と一見いろいろとあるように見えますが
ほとんどのケースで共通しているところは
「セックスが気持ちよくない、むしろ苦痛」

いや、本当に身も蓋もありません・・

夫側は
妻が受け入れてくれない
⇒愛されていない
と受け取ってしまい
中には
⇒他に好きな男性がいるのでは・・
と疑心暗鬼になってしまう方も
いらっしゃいます。

 

「夫が拒む」場合というのは
私のところにくるご相談件数は
「妻が拒む」よりも件数は
少ないのですが、
だからこそ、妻は誰にも相談できずに
独りで耐えて深刻な状態に
なってしまうことがあります。

私がカウンセリングを通してまとめた
「夫が拒む」理由は
こんな感じになりました。

1 容姿の変化
 これ、いつまでも若くいろっていう無理難題ではなく
 「小綺麗」にしていて欲しいそうです。

2 過去のトラウマ
 産後クライシスの時期に妻に拒否されたことが
 トラウマになり「もう、俺からは誘わない」と
 決めてしまった。

3 仕事にリソースを取られて、セックスの優先順位が低い
 愛する妻や子どものために・・と仕事に専念して
 帰宅すると「とりあえず寝かせて」となってしまう。
 女性には性欲がないと勘違いしている男性も多く
 「自分が溜まったら、勝手に処理するから気にしないで」と
 ある意味女性を気遣っていたりもする。

4 体力の減退に伴う、性欲の減退
 夫婦の営みは勃起・射精を伴うもの、と
 思いこんでいる男性も多く、
 フィジカルな部分での自信がないから
 いたし方なく消極的になっている例もあります。
 
「夫が消極的」の場合には
1~3のメンタルな原因に4のフィジカルな要素が
影響を及ぼしていることが多いです。

ですから、女性は夫が消極的だからといってすぐに
「私に女としての魅力がないから」
「愛されていないから」と
決めつけて自分を卑下することはないのです。

女性が求めているものは
男性の勃起・射精ではなく、
愛情の感じられるスキンシップであり、
それで満足できてしまう方も多いのですが
その事実を男性が知らないこともあります性生活唔協調

「妻が拒む」・「夫が拒む」
どちらについても
最初のすれ違いは
「無知」と「思い込み」から
生じています。

2人を傷つける大きなひずみになる前に
セックスについてオープンに話し合える
関係の構築の必要性をお伝えしています。

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